地域自治会の関連団体のホームページを制作 メンバー管理とメール一斉配信を実現

このホームページは、当社がボランティアで制作したもので、営利目的ではありません。

地域自治会関連

ご要望
新しい団体なので、活動内容や目的を多くの人に知って欲しい。
ホームページからメンバー登録できるようにしたい。
メンバーに連絡事項を伝える手段にしたい。

当社の実施内容

  • ホームページ制作
  • レスポンシブデザイン(スマホ対応)
  • メール配信システムの導入と運用
  • イベントの取材・写真撮影とコンテンツの追加作業

運用結果
地域住民にその活動を伝え、存在を知ってもらうことに大きく貢献。
サイト上でのメンバー登録を実現。
メンバーに向けたメールの一斉配信の実現。

当社が行った施策内容の詳細

ホームページ制作

自治会の存在意義が全国で問われる中、ある地域の自治会に新しい組織が出来ました。

既存の自治会、特に古い住民が暮らす地域では、新しい住民にそぐわない体制のままで、変化を望まない古い体質が見受けられるものです。

しかしそのような状態が続けば、やがて組織は弱体化し、住民にそっぽを向かれる結果となります。自治会不要論が大きな火種となり、自らの上に降り注いできます。

そんな中、新しい住民が中心となって、本当に自治会員にとって楽しめるイベントは何か?同じ地域に暮らす者同士が交流できる企画は何なのか?
といった問いかけから、新しい組織が自治会の正式な関連団体として誕生しました。

自治会はご存知のように、非営利団体です。予算も少なく、苦しい状態です。
当社はその活動内容に賛同したため、ボランティアでホームページ制作をすることにしました。

ホームページの目的は2点です。

  • 活動内容やその目的を、多くの地域住民に知ってもらうこと。
  • 登録メンバーをメールアドレスで管理し、連絡を一斉メールで行うこと。

情報や活動内容はできるだけ詳しく、できるだけ時間を置かずに伝えること。イベントに参加していない住民にも、その様子が目に浮かぶように写真と文章で伝える事。

この事を特に意識して、ホームページの全体像を組み立てました。

レスポンシブデザイン(スマホ対応)

登録メンバーの多くがスマートフォンで閲覧することが予想されるので、レスポンシブデザインで制作しました。

メール配信システムの導入と運用

サーバー内にメール配信システムを組み込み、登録メンバーへのメール一斉配信を実現しました。

旧体制だと、連絡手段はアナログです。瞬時に多くのメンバーに伝えることが出来ません。しかしメール一斉配信が実現すれば、瞬時に同じ内容を全てのメンバーに伝えることが可能になります。

しかもメール配信システムには、名前の差込機能がありますので、受け取る側には個人宛のメールのような印象を与えることが出来ます。このことで、ずっと親近感も涌きます。

ホームページからの登録システムと合わせて、メンバー管理とメール配信を同時に実現することが出来ました。

イベントの取材・写真撮影とコンテンツの追加作業

新しい組織とはいえ、非営利の自治会関連団体です。幾ら指示を出してもイベントの取材やコンテンツ作成、写真撮影が期限通りに実行されるとは思えません。

そこで当初の1年間は、当社が取材・撮影・コンテンツ作成も含めて行うこととしました。

当社からのコメント

無償のボランティアだから手を抜いた、と思われないよう、取材やメール配信も含めて一生懸命に取り組みました。

事前調査では、自治会関連のホームページは全国にたくさん存在しますが、役立っている、機能している、と感じられるサイトは、ほぼ皆無でした。

なぜそうなるかと言えば、制作者や運営管理者に責任が無いからです。もちろん誰もが、始める時には高い意識を持って取り組むのだと思います。しかしそこには金銭は発生していません。ボランティアだから・・・

そうなると、1年後、2年後には放置されたホームページになります。情報量は少ないまま、更新もありません。しかし誰も、それを責めることは出来ません。ボランティアなのですから・・・

もう1点、ほとんどの方がホームページ制作を簡単に考えています。「出来る人がいれば、やってもらえばいい」、この程度の感覚です。Webコンサルティングやホームページ制作を職業とする私たちには、悲しい現実です。

この感覚が続く限り、自治会でWebが有効活用されることは無いのかもしれません。

今の時代、誰もがネットを活用しています。スマートフォンからでも簡単に閲覧できます。メールも瞬時に届けることができます。しかしそれらを、キチンと予算を組んで活用している自治会は、ほとんど無いでしょう。

それこそが、古い体質の象徴なのだと感じざるを得ません。

私たちの取り組みが、少しでも旧体質を変えるキッカケになれば、予算組みをしてWebを有効活用する自治会が現れれば、と願ってやみません。